完全予約制・鍼灸マッサージ

カンキョウドウ

 

メニエール病

症状改善コースの流れと一緒にお読みください。

メニエール病(40代 女性)

問診内容

お盆ごろ、めまいがあり起きられなくなる。
吐き気があり、めまいはグルグルしている感じ。
2~3日寝て落ち着き、後日受診するが、熱中症ではないかと言われた。
その後、今日に至るまで、時々めまいやふらつきがおこる。
年末に、過呼吸で救急車搬送。
血液検査、胃カメラ、MRIの所見でも異常は無く、
心療内科の薬によって症状が落ち着く。
20代の頃に、メニエール病の既往歴あり。

鑑別診断

メニエール病の原因は、内リンパの調整不良ですが、近年ストレスが関与していることが分かっています。
問診時の情報より、心因性が強いと原因特定できます。
抗不安薬は、筋弛緩作用もあるので、依存性のリスクがある抗不安薬の他に、マッサージで筋肉の緊張を取り、ストレスコントロールを行うことも選択肢の一つになります。

患者さんに対する説明

マッサージによる筋肉の緊張緩和と、ストレスコントロールによって改善する旨を説明。
内リンパの循環改善のため、首、頭皮、耳周囲の筋緊張を取っていくと説明。

施術と経過

初回…全身の状態把握と、リラックスにより心身を安定させる目的のマッサージ施術
2回目…初回の情報を元に、首と背中・骨盤・足のコリとの因果関係を説明しながら施術
3回目…2回目に触ったコリの改善と、現在の体調との改善度をフィードバック。軽く耳・頭皮の施術に入る。
4回目…用事を普通に足せるレベルまで復調し、抗不安薬も減らしても支障ないそう。3回目に触ったコリの改善をフィードバックした後、首、頭皮、耳周囲の緊張を処置して施術終了。

考察

いきなり、患部周辺である耳周囲を行なわなかった理由としては、急激に患部の循環だけが回復してしまうと、逆にめまいやふらつきが強くなってしまうリスクもあり、それが、施術に対する恐怖心になることを避けるためです。
患部を行う以前に、全身の緊張をとっていく工程の中で順調に改善していっています。

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